自動車損害賠償責任保険、略して自賠責保険は、自動車損害賠償保障法によって、自動車や原動機付自転車を使用する時、加入が義務づけられている損害保険です。

自動車損害賠償責任保険の自己負担とは

自動車損害賠償責任保険がスタートしたことにより、高齢者の負担が大きくなることが懸念されています。
これまで、被扶養者ということで保険料が免除されていたのが、自動車損害賠償責任保険の登場により、自己負担しなければなららくなったのです。

自動車損害賠償責任保険が導入されたことで、後期高齢者には、1割の保険料の自己負担が強いられることになったのです。
そして、75歳以上の世帯員に、課税標準額が145万円以上の人がいない場合、自動車損害賠償責任保険では、1割の自己負担になります。

自動車損害賠償責任保険の内容については、老人保険制度とほぼ同じになっています。
具体的な自動車損害賠償責任保険の内容は、課税所得145万円以上である人が、3割の自己負担をしなければなりません。
つまり、老人保険制度と同じく、自動車損害賠償責任保険は、通常1割負担で、現役並みの所得者は3割負担になります。
そうした意味では、高齢者の自己負担割合が自動車損害賠償責任保険の導入で増えるのは、当然のことと言えるでしょう。
そして、療養病床以外の医療機関の場合においては、自動車損害賠償責任保険では、食費についての標準負担額が課せられることになります。
中には、下がる人もいますがそれは稀で、自動車損害賠償責任保険になったことで、明らかに自己負担は大きくなりました。
病院窓口での自己負担額が3割となる、自動車損害賠償責任保険の自己負担は、2008年、8月1日から適用となっています。
そして、自動車損害賠償責任保険がスタートすることで、大騒ぎになりましたが、実際にこの自己負担は、果たして不公平かどうかを検討する必要があります。
高齢者が急増している今の日本の現実問題を考えると、このまま医療制度を続けていくのは困難なので、自動車損害賠償責任保険は、致し方がない問題かもしれません。
このままでは、日本の医療制度や社会保険制度は崩壊していくので、自動車損害賠償責任保険の導入で、自己負担が増えるのは仕方のないことなのかもしれません。
また、医療機関へ入院した場合においても自動車損害賠償責任保険は老人保険制度と同じく、標準負担額として、自己負担が課せられることになります。

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