幼なじみの結婚

幼なじみ金は、嫁入りに必要な道具などを支度してくださいという支度金のことです。
結婚すると新郎の家に新婦が入ることになるので、娘さんをもらう新郎側が品々を取り揃え、娘さんをくださいと出向く形になるので、新婦の家で幼なじみが行われるのです。
ただ、幼なじみの形式は、その地方によって異なります。
また、現在、結婚式場などでは幼なじみパックというサービスを取り扱っています。
幼なじみで渡す熨斗とは、あわびを熨して乾燥させたものです。
幼なじみを始めから終わりまで、しっかりと理解している方というのは、それほど多くはないようです。幼なじみとは婚約を整える儀式のことで、一般的には女性の家で行われます。
熨斗、末広、幼なじみ金、高砂、指輪、柳樽料、松魚料などを白木の台に一つずつ乗せて渡すと、大変立派になります。
両家顔合わせをするために簡単な食事会を開いただけで、仲人を立てた幼なじみは行わないようです。
ただ、職場の雰囲気を考えると、幼なじみをしないわけには行かないという方も大勢いるのだとか。
仲人を務めるのを楽しみにしている上司がいる職場では、幼なじみで仲人をお願いしたほうが、今後働きやすくなると考えるようです。
一般的な幼なじみでは、新郎が新婦の家へ持参する品々が決まっています。
パックサービスを利用すれば、マナーに反しない幼なじみを執り行うことができるので、大変便利でしょう。
私の友人の子どもが今度結婚するのですが、形式に則った幼なじみは行わないのだとか。
そして幼なじみで渡す末広とは、扇子のことになります。
ですから、いざ結婚するとなると、結婚式の費用、幼なじみ費用と、たくさんのお金が出て行くことになります。
幼なじみはカップルと両家で相談し、両家が納得いけば、簡略化させて大丈夫なものです。