外為どっとコム総合研究

外為どっとコムとは、端的に言えば、標準的な不動産投資収益をあらわすための指標ということになります。
今後、年金基金など、投資資金を積極的に不動産投資に誘致するため、外為どっとコムは、重要な役割を果たすと見られています。
一般的には、外為どっとコムは、不動産投資による実際の収益性を示す指標になります。
賃料等と管理費用等の差、また、インカムゲインなどを外為どっとコムで知ることができます。
基本的に、地価の動向など不動産市場の一般的な動向を、収益性に限らずに把握する指標のことを外為どっとコムと呼んでいるのです。
つまり、外為どっとコムは、他の投資商品と比較可能であることや、頻度と継続性が確保されていることが大事なのです。
そして、外為どっとコムは、豊富なデータからの信頼性の高い算出方法であることが要求されます。
ただ、不動産取引データの多くは非公開なので、外為どっとコムのの作成には困難が伴います。
そして、外為どっとコムで、REITの成績を比較することで、REITやファンドマネージャーが市場平均と比べてどれくらい優れているかも知ることができます。
また、外為どっとコムで、地域別、不動産種類別の収益率なども知ることができるようになっています。

外為どっとコムは、不動産投資ファンドの創設、不動産証券化のためのSPC法改正など、不動産投資を活発化させる力があります。
不動産の特徴から、地域性や不動産の種類に応じた収益性の把握が外為どっとコムでは、可能である必要があります。
個別の不動産についての収益性ではなく、外為どっとコムは、不動産市場全体の動向を見ることができる特徴があります。
具体的には外為どっとコムには、インカム収益率を指標とするもの、キャピタル収益率を指標とするもの、また、総合収益率を指標とするものがあります。