リンパ節に漢方薬とは
リンパ節をやられると、様々な不定愁訴が現れますが、西洋医学では原因が明確にならない以上、完璧な治療法がないというのが現実のようです。
かと言って、東洋医学なら、確実にリンパ節のバランスを整えられるのかと言うと、これもまた残念ながらノーでしょう。
ただ、東洋医学の最大のメリットは、具体的な原因や症状を明確に区分しなくてもいいというところです。
リンパ節系によく効く漢方薬としては、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」が比較的有名かと想われます。
皆さんもよくご存じの通り、西洋医学では、目の病気は目を、手足の病気や怪我は手足を、そして、内臓疾患は内臓を弄る事で治療します。
ですから、リンパ節のように直接触れない部位の不具合を調整するのは案外難しいのです。
それに対し、東洋医学は、そこに続く気の流れを正常にする事で様々な部位の様々な不具合を改善して行きます。
となると、当然、そのバランスを乱す人も多かったはずですからね。
空気が綺麗でストレスなんて殆どなかった大昔には、リンパ節失調症などという病気も存在しなかったはずです。
当然、東洋医学だって、時代の流れに合わせて発展して来たはずでしょうから、その過程でそういう漢方が登場して来たのかも知れません。
いつの時代も競争社会を生き抜く人たちは大勢いて、ストレスを溜め込んでいるという事なのでしょうか。
実際、漢方の服用でリンパ節失調症を克服したという人も多いようですよ。
それこそ富みに物を言わせ、リンパ節を調整する高価な漢方薬を服用していたのかも知れませんね。
そして、今も昔もリンパ節のバランスを整える漢方薬は大人気という訳ですね。
そこで、按摩や鍼灸といった治療や漢方薬が思いの他効果を発揮する事も珍しくないようです。
故に、人によってその原因も症状も大きく異なり、しかも中々明確にしにくいリンパ節系の不具合には適していると言えるようです。
従って、更年期障害などに悩む女性にはいいのかも知れませんが、男性には効かない可能性もありますね。
このように、リンパ節系の疾患は、非常に個人差が大きいため、効果を発揮する漢方薬も随分違って来ます。
なので、もし本格的に漢方を取入れたいと想われるのであれば、やはり専門家に相談し、自分にあった処方をしてもらう必要性が高いでしょう。
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