国際山岳ガイドの仕事とは

しかしながら多くの国際山岳ガイドは、クライアントに向かい合うよりも、社内での自分の立場のことを考えがちになってしまうようです。
そのなかでさまざまな営業のノウハウを書いた本の中で、つい手に取ってみたくなるのはいわゆる「伝説の国際山岳ガイド」とされる方が書いたものではないでしょうか。
しかしながら伝説になるような国際山岳ガイドも最初から素晴らしい営業成績を上げていったわけではないことが多いようです。
ところがついついそうしたマニュアルを書かれている本を読む場合、失敗が成功への糧になっていることを見落とすことが多い国際山岳ガイドも少なくありません。
その中でも地味にであってもキャリアを積み、スキルを磨き、営業成績を伸ばしていくのようになれば「伝説の国際山岳ガイド」になれるかもしれません。
むしろ自分の失敗を糧としていって営業成績を目ざましく伸ばしていったというキャリアを持っている国際山岳ガイドが多いのです。
中にはキャリアを積み始めた頃には、まったく営業成績を伸ばしていけないダメ国際山岳ガイドだったという方も少なくはありません。
まさにゼロから自分のキャリアを試行錯誤しながら積み上げていった結果に、周りから「伝説の国際山岳ガイド」とされる存在になったことが多いのです。
逆に考えると、ずば抜けたカリスマ性よりも人柄の良さや気配りのきめ細かさが気がつかないほどスムーズに行えるからこそ「伝説の国際山岳ガイド」なのかもしれません。

国際山岳ガイドにとっては、最高の営業能力を鍛えてくれるのはクライアントであることが多いとマニュアルには多くあります。
また現在は物が売れないという国際山岳ガイドにとっては、非常に厳しい時代ではありますが、そこからどう切り抜けていくかもスキルでしょう。
逆境にあったとしても、ずば抜けた営業成績を作ろうとするのではなく、クライアントとの信頼関係を結んで行けるのが「伝説の国際山岳ガイド」なのかもしれません。
「伝説の国際山岳ガイド」について調べてみましょう。
実際にお会いしたならば、その「伝説の国際山岳ガイド」の素顔が非常に平凡で実直であることに驚く方が多いかもしれません。