動体視力トレーニングの鍛え方

けれど、自宅で読書に勤しむだけでも、十分動体視力トレーニングは出来るのです。
例えば、大通りのバス停でバスを待っていると、目の前を沢山の車が通過して行きますが、皆さんはその車のナンバーをいちいち確認していますか。
つまり、静止視力を守る事と同時に、動体視力トレーニングも非常に重要なのです。
ただし、内容をじっくり把握し、楽しむべく本を読んでいるのではNG。
そう、静止視力と動体視力はまるで無関係のように見えて、実際には結構深い関係にあったりなんかもするのです。
という事で、今日はそんな動体視力の世界と動体視力トレーニングをちょっと覗いてみましょう。

動体視力トレーニングは、最初にも話した通り、動いているものを捉える動体視力を鍛えるものです。
勿論、普通にぼんやり止まっている目の前のものを見ているだけでは、なんの意味もありませんよ。
例えその目の前の物体が激しく動いていても、一向に動体視力トレーニングには繋がりません。
指で示しながら、「右！」とか、「左！」とか、って言ってやりますよね。
恐らく、多くの方がそこまでご覧になる事すらされないと思いますが、それを自分の目で捉える事が動体視力トレーニングの一環になるのです。
そう、文字を自分の視点の移動によってどんどん流しながら読む速読。
こうしたいかにも動体視力を鍛えているぞ〜！っていう感じのチャレンジは、動体視力トレーニングの基本中の基本と言えます。

動体視力トレーニングを行なうには、やはり外へ出て、動くものを沢山見るのが最も手軽でオーソドックスだと言えるでしょう。
動体視力トレーニングとは全く結び付かないあのスタイルを真っ先に思い出されるのではないでしょうか。
しかも、静止視力を使っているように見えて、実は実は動体視力トレーニングをしているという事もあるので、本当に面白いなぁっと思いますね。
向こうが動いてくれないのなら、こちらが目を動かす事で初めて動体視力トレーニングになるんですけどね。
私たち人間は、その情報の大半を目から仕入れ、脳で整理して使っていると言われています。
確かにあれは静止視力を調べるための静止視力検査で、動体視力トレーニングとは完全に異なります。
あの速読こそが、専門家も認める優秀な動体視力トレーニングの一つなんですねぇ。