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卒業式の中でも、大学の卒業式は格別、やはり女子はみんな羽織袴や振り袖といった華やかな和服で出席される方が多いですもんね。
おまけに、最近では卒業式の正装は袴にブーツだと思っている女子大生も結構いるようです。
という事で、娘の卒業式に袴を借りたいという申し出は却下、と言いたいところなんだけど、親としては中々そこまではっきりと言う事も出来なくて・・・。
今や結婚式も何度か挙げる人も多いですし、卒業式ともなると、幼稚園や保育園から、大学や短大まで、何度となく体験する事です。
一体、いつ、誰があのスタイルを確立したのかは解りませんが、みんな妙に拘ります。
そして、それが、カッコいいからとか、友達も着るからといった今の子らしい理由で定着して行ったというのですから、もし本当なら驚き。
でも、絶対に駄目、卒業式には入学式の時に買ったスーツで出席するって約束で、卒業旅行の費用を出して上げたんです。
だからね、その費用を親に出してもらおうと、あの手この手で攻めて来るんですよ。
若いうちに広い世界を見ておく事は、将来きっと何かの役に立つだろうけど、卒業式に袴を着る事なんて、いい思い出にしかならないんじゃないかしら。卒業式と入学式の違い、それはね、卒業式は過去も未来も見つめられる場なの。
何が一生に一度の大イベントなんでしょう、それこそ、本当に一生に一度の大イベントというのは、成人式のように、最初で最後の式典だけでしょう。
私としては、そういう判断で卒業旅行を優先にしたのですが、間違っていたのでしょうか。
けれど、その後、女子大生が次第に増加して来たとは言え、やはり卒業式に着飾りたいと思う女子は振り袖を着用していたようです。
明治や大正時代では当たり前だったのかも知れませんが、今のアパレル事情を考えると、何だか不思議だと思いませんか。
振り袖で卒業式に出るのはまだいいと思いますよ、成人式に作った人なら、何度か着るのはとてもいい事ですしね。
それに、振り袖姿の若い女性は、見ている側も、何だか華やかでいいなぁっと思います。
ただ、どうして男女を問わず、大学の卒業式には袴を着用するんでしょうね。
大学の卒業式は一生に一度の大イベントなのよ、と生意気な事言ってくれちゃうう娘。
実は、この袴スタイルでの卒業式の参列、特に女子大生の間では、戦後一旦途絶えていたそうですよ。
まあ、もっとも、当時女性が大学へ行くという事は余りなかった訳ですけどね。
男子学生でも、成人式にはスーツで行くのに、大学の卒業式には袴で行くという人が結構いる位。
卒業式に袴を着たいという娘の気持ちもよく解るのは解るんですけどね。
その上、まだ袴代まで親に強請ろうなんて、虫が良すぎると思いませんか。
ほら、もう今から30年位前になるけど、「ハイカラさんが通る」っていう漫画があったでしょう、あれがどうやら卒業式に袴を着る週刊を作ったようなんです。
娘の魂胆は見え見え、来月迎える大学の卒業式で羽織袴が着たいんです。
袴にブーツですよ、袴にブーツ、何でもありの現代社会においても、あのスタイルはまさしくハイカラさんが通るですよねぇ。

卒業式に袴を着るという習わしは決して伝統的なものではなく、意外や意外、卒業式に袴で出るのはある漫画が火付け役になっているとかいないとか・・・。
流石は卒業式シーズン、役立ちそうなブログやサイトは沢山ありそうなので、心強いですね。
取り敢えず、袴の賢い借り方がないかと思って、ブログやサイトを検索している今日この頃です。