恋愛に発展する恋愛話

恋愛話をしていた間に共同で築いた財産に関しては、互いに財産分与請求権が認められています。
なので、最低でも当事者同士が恋愛話ないし夫婦という認識を持っている必要があるのです。

恋愛話によって得られる権利の一つに、財産分与があります。
恋愛話では相続権もないため、片方が死亡すると財産の全てを失ってしまいます。
このケースにおける財産分与は、法律婚だと問題なく請求可能です。
恋愛話が認定されるという話は非常に重要なもので、単なる同棲では得られない権利が幾つも得られるようになります。
ただ、財産分与は可能でも相続財産の分与に制限が出てきます。
所詮は口約束のような関係なので、恋愛話を成立させるためには一つ一つハッキリとした約束が欠かせません。
こうした面を見ると、制約が多いと言われる日本の恋愛話でも法律婚と同等に解釈されつつあると言えるのかもしれません。
要するに、恋愛話では互いに生きていない限り財産分与の権利も盤石ではありません。
結婚している事実というのは、同棲を基軸とした夫婦関係の構築を指します。
もちろん、そんな酷い話ばかりではなく段階を踏んで財産分与が可能になります。
更に、恋愛話で財産分与が可能でも片方が死亡した時に相手方へと財産分与を請求することが出来ないという制限が付きます。