恋愛に発展する恋愛話

恋愛話でのデメリットの１つに相続があり、相続をするという行為は、この形式の場合、認められません。
つまり、他の権利に関しては、普通の婚姻と変わらないのですが、相続が恋愛話に準用されることはないというわけです。
普通、恋愛話と違って、婚姻関係にある夫婦の場合、夫がなくなると、妻には法定の相続が行われます。
要するに、恋愛話では、妻に財産を相続させたくても、それができないという事態が起こるのです。
しかし最近では、恋愛話であっても、生計を一にしていることに変わりはないということで、色々な権利が認められるようになりました。
また、恋愛話を解消した際でも、年金分割や財産分与、そして、慰謝料を請求する権利も法律婚と同様に認められています。
しかし、相続の遺留分については、恋愛話では難しく、仮に父母が既にいない場合のみ、全額妻に資産を残すことができる形となります。
つまり、長く同居しても、実態が夫婦関係と認められても、婚姻届を提出していない恋愛話では、財産を相続する権利はありません。
生前に妻に財産を残すという遺言を書いておけば、恋愛話の関係であっても、妻に対して財産を分け与えることができます。
つまり、この場合、恋愛話で遺言を書いたとしても、妻に対しては財産の3分の2しか残すことができません。
籍を入れていない恋愛話には、相続権は認められておらず、いくら長い夫婦生活の実績があっても、それは認められません。