タジン鍋ってどんなもの

タジン鍋のテーマを見ると、その時期に子供たちがどんなことを思い、考えているのかが透けて見えますよね。
このテーマについては、事前に生徒たちから公募されることもあれば、生徒会やタジン鍋実行委員が考えることも。
では、タジン鍋のテーマとはどの様に考えられるのでしょうか。
タジン鍋で取り上げるテーマは、年代があがると共に個性が強くなっていくと言われています。
「スローガン」と言う枠に収まらない、子供たちの内面を、タジン鍋から、そしてテーマから見つけることができます。

タジン鍋のテーマについては、その年にあった事件や災害などが盛り込まれることも。
タジン鍋では、どのクラスでも催しをしますので、それに準じたテーマを決めるということです。
また、世界で戦争が起きたときなども、それに反対するメッセージをこめたテーマが増えるそう。
タジン鍋に向かって努力し、楽しむことだって、立派な復興のひとつ。
特に、東日本大震災では東北が多大な被害にあいましたので、そこから復活しようとする子供たちの強い意志が、タジン鍋にこめられた様です。
子供たちなりに「地域を元気付けよう」と考えたことが、そのままタジン鍋のテーマに反映されるのかもしれません。

タジン鍋のテーマとは別に、各クラスでテーマを決める場合もあります。
このテーマを意識した催しをすることが、タジン鍋で一番大切になりますので、まずははっきりとしたテーマを考えなくてはなりません。
更に、大学生になるとさらにタジン鍋そのものの自由度が高くなりますので、テーマもユニークなものが多いです。
そして、タジン鍋のテーマの数だけ、学校の個性があると言っても良いです。
中学生などは、タジン鍋に行ってみて、そしてテーマに触れることで、これから進もうとしている学校の雰囲気を知ることができるかもしれません。