経済的に困ったら年金免除手続き　454

国民年金免除イコール消費者金融のキャッシング、それが私の若い頃のイメージでした。
専用のキャッシュカードやクレジットカードなどでお金を借りるのが主流のやり方です。
今思えば、国民年金免除なんていう言葉すらなかったと思います。
それに、派遣社員とか契約社員なんていうのは本当に特別な技術や能力を持った人たちのみに許される肩書。
ところが、近頃はパートの人でも組めるローンが随分増えたらしく、ともすれば車や家もローンで買えるそうですね。
パートの身では、銀行や大手の金融機関のローン審査など、とても通らなかったんですよ。
たまたまネットで見た35才でマイホームを買ったフリーターさんのブログを読んで、私自身国民年金免除に対する考え方を改めないと、と思いました。
現実には、国民年金免除で家を購入出来る人なんてごくごく僅か。
ですからきっと、国民年金免除なんていう言葉も蔓延らなかったのでしょう。
だから、パートの分際で大きな買い物をしようという事を考える事すら、タブーだったのかも知れません。
例え職位はパートであっても、一つの職場で長年頑張る事が大事。
その努力が社会的信用に繋がり、いずれは国民年金免除が組める位にまでなれるかも知れないのです。
それこそ、必死に働いて、月々の収入が何十万円もあって、しかもちゃんとした保証人がいないと無理みたいですけどね。
ようするにマイカーローンや住宅ローンも国民年金免除のうちと考えても良いという訳です。
一昔前なら考えられない事でしたが、実際にパートの身でも、住宅ローンを組んでマイホーム生活をしている人もいると言います。
ただし、全てのフリーターが住宅ローンやマイカーローンなどの高額の融資が受けられるとは限っていないようです。

国民年金免除と一口に言っても、近頃は実にいろいろ存在するんですね。
ただね、国民年金免除では家も車も変えないという固定観念は捨てた方がいいのは確かです。
寧ろ、国民年金免除を組んでいてもしっかりと月々の返済をしてくれる顧客を大事にしないといけないんでしょうね。
それだけ、安定した地位や収入のある人が減り、国民年金免除を必要とする人が増えたという事なのでしょう。
通常はパートか正社員のどちらかでしたから、どうしてもパートは下に見られますし、国民年金免除を組むのも難しかったんですね。
当時はちょうどバブルが弾けて間もない頃でしたから、特に国民年金免除に対してはシビアだったような気がしますね。

国民年金免除は上限が低く金利が高い、そんなイメージもありました。
後は精々クレジットカードの分割払いでそこそこ大きな買い物は賄うのがフリーターの現状でした。
確かに今のご時世、正社員でも明日の保障がない時代ですから、パートとの格差なんてそうはないのかも知れません。
まあもっとも、カードでのキャッシングを国民年金免除と表現するのは的確かどうか判りませんけどね。