住宅ローン滞納は任意売却で解決

まとめて払えという事になっているので、他に支払う術がなければ任意売却や競売以外に道はありません。
但し、実際に任意売却を行使するには債務者の意思だけでは不可能で債権者による合意が不可欠です。
ただ、一つ注意しなければならない事があります。
まず債権、ここで言う住宅ローンの権利が回収業者に移行します。
殆どの契約において、この時点で残りの住宅ローンを一括で払えと要求してくるため任意売却という話が出ます。
既に住宅ローンが不履行となったため新たにローンを組む事も出来ず、恐らくは話を持ちかけられる任意売却か最悪の場合には競売にかけられます。

任意売却の話が出る時点では、既に住宅ローンの事は忘れても良いでしょう。
確かに任意売却は法律の知識を必要とするものですが、それだけで上手く進められるものではありません。
この辺りの見極めは特に難しいとされているので、任意売却なのかどうか慎重に行動しながらもベストタイミングを逃さない行動を心がける必要があります。

任意売却を考えたくない気持ちは分かりますが、今後ローン返済が難しいと判断されるなら早い段階から選択肢に含む必要があるでしょう。
早ければ早いほど任意売却で叶えられる希望は多くなり、逆に競売寸前ともなると成功率が低くなってしまいます。任意売却は任意、つまり債務者の意思によって不動産を売却する行為です。
因みに、任意売却をしても残債があれば弁済の義務があります。
ただ、競売の時とは異なり任意売却であれば弁済に関して交渉の余地があり売却後の自由度が高いです。
何にしても早い段階から、任意売却などに詳しい法律のプロに相談する必要がありそうです。