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赤字という言葉の意味を厳密に定義していくと、まず専門的な言葉で言えば債務超過ということになります。
そして経営状態上では貸借対照表のうち、純資産の部がマイナスになる状態のことを指します。
それには、自己資本がマイナスになっても、新しい資金調達をして赤字を免れたり、資金繰りを続けていけば債務超過を解消し倒産を回避することは可能です。
会社の経営においては、赤字に陥った時点で倒産というイメージがあります。
家庭でよく使う「今月も赤字だわ」とはかなり違うのがわかっていただけるかと思います。
自分の資産は、銀行預金や、株や債券などの金融資産などはもちろん、家や自動車、電化製品などを全てひっくるめて提供しても返せない時に赤字になると言うことです。
かなり分かりやすく言えば、自分が持っている資産を全て注ぎ込んでも、借金が返せない状態が赤字です。
それは何に対して赤字になっているかと言うと、資産に対してと言うことです。
この赤字の定義は重要であるものの、少しわかりにくい点もあります。
赤字を回避して、返済できる状態と言うのが黒字経営です。
預金が5万円しかないのにサラ金から200万円借入しているのはまさに赤字です。
赤字に陥ると借入を繰り返すことになり、結末は悲惨なものと想像できます。
新しい出資者から出資を受けて資本金を充当できれば赤字の状態から抜け出ることもできます。
定義も去ることながら、赤字とはまさに債務が超過している現実があります。
例えば資産が100万円で債務が150万円あれば、50万円が赤字の状態になります。
この場合、預金を全て借金に回したとしても、50万円の赤字の借金が残ります。

赤字の状態と言うのは要するに、借金を返せない状態ということも定義になります。
赤字でバランスシートの資本の部がマイナスとはどういう状態の時なのか。
会社の場合には、日頃から赤字状態にならないように、毎日のバランスのとれた経営が必要になってきます。
赤字というのは、個人であっても企業であっても異常事態と言えるでしょう。
万が一赤字に陥ったとしても、返済できるような体制を構築することが大切です。

赤字とは、銀行預金や株などを放出しても、借金を全て返せない悲惨な状態です。
しかし実際には赤字になっても、延命している会社は意外と多かったりします。
この黒字経営を維持することが、赤字の状態に陥らないようにする基本になります。