お金持ちはカードを持たない

だから、自分の身の丈に合ったそうした合コンの席で、手頃なお金持ちの男性を探すといいのだと妹はよく言っていました。
そして、それに応えるかのように、お金持ちの男性との出会いを提供する記事やノウハウを教える記事がいろいろ掲載されています。
お金持ちの男性との結婚に憧れる松嶋菜々子と貧乏魚屋の主とのラブストーリー。
因みに、妹のお金持ちの基準は、年収1000万円以上で、家かマンションと、5人以上ゆったり乗れる車を持っている事だそうです。
ほら、もう10年位前になると思いますが、大和ナデシコっていうテレビドラマがあったじゃないですか。お金持ちの男性と出会って、結婚して、私も絶対仲間入りがしたい。
何しろこういう時代ですから、女性の自立が定着し始めていた私のOL時代以上に、そう願うと言うか、企む女性は増えているようです。
不思議なもので、お金持ちの男性って、意外と女性との出会いが少ないんでしょうか。
だってそうでしょう、そりゃあ、私だって、出来る事ならお金持ちの男性と恋に落ちて、玉の輿に乗りたいですよ。
どの程度のレベルを持って、お金持ちと判断するかがポイントなんですよね。
まあ、未だに賃貸マンションでの暮らし、マイカーは軽、決してお金持ちと言える身分ではありませんが、家族3人、まあまあ幸せに暮らしています。
何を隠そう、私もその一人、あの頃はまだ大学生でしたから、自分もあの主人公のようにスチュワーデスになって、お金持ちの男性をゲットしようかと考えた位です。
きっとお金持ちの男性は常日頃仕事が忙しくて、自力で恋愛する時間がないのでしょうね。
でも結局は、スチュワーデスへの道も、お金持ちの男性との出会いも狭き門である事を実感。
あのドラマを見て、お金持ちの男性との合コンに励んだ女性も当時は結構いたはずです。

お金持ちが集まりそうな高尚な合コンに行かなくても、ちょっとした合コンには、大抵リッチマンが一人か二人位は紛れ込んでいる。
まあ、この位の男性なら、おっしゃる通り、どこの合コンにでも一人位は紛れ込んでいそうな感じですよね。
興味本位や遊び半分ではなく、結構マジにそうした合コンに参加しているそうですね。
お金持ちの男性と出会うための最短ルート、それは今も昔も、やっぱり合コンに変わりがないようです。
でもね、世の中そう簡単に、私たち貧乏OLがお金持ちの男性と出会えるチャンスなんてないんですよ。

お金持ちは貧乏よりは絶対いいけど、この人なら別にお金持ちでなくても悪くはないと自分に言い聞かせて今の主人と結婚しました。
確かに、億万長者と出会えるチャンスなんて、そうそうその辺に転がっている訳がありません。
そしてその肩書きを武器に、ただひたすらお金持ちの男性との出会いを求めて頑張りました。
妹のように、お金持ちの男性と出会いたいと思っている女性は、まだまだ沢山います。
でも妹は、あのドラマのように、お金持ちの男性と出会うために、一流企業に就職。
いつもそう言っていた妹を、私は心の中でちょっと、いえいえ、かなり馬鹿にしていました。