病気と健康の関係は日常生活の中での適度な運動やバランスの取れた食生活、予防医学を実践することによって病気にならないために健康を手に入れましょう

トリプトファンでセロトニンは人気です


で、これまでにも何度か栄養学の講座はあって、アミノ酸が取り上げられた時にも、トリプトファンは出て来たんです。
トリプトファンをベースに作られるセロトニンという物質、これが心身の安定を図るんです。
うちの近所の信用金庫さんでは、地元の顧客を対象に、月に一度ヘルシーセミナーみたいなのを開催しているんですね。
まあもっとも、私が聞いていなかったか、はたまた忘れていただけで、実際にはトリプトファンの話の時に出ていたのかも知れませんけどね。
で、トリプトファンとセロトニンとの重要な関係が判ったという訳です。
これが、必須アミノ酸の講習の時に講師の先生がおっしゃっていたトリプトファンのお話です。
トリプトファン不足を解消してストレス解消、これが本日のテーマでした。
我々の体内には、他にノルアドレナリンという物質とドーパミンという物質があって、これらを三大神経伝達物質と呼ぶそうです。
ただ、その時は必須アミノ酸の話だったので、セロトニンという言葉は出て来なかったように思います。
でも、今日は違いました、なんと言っても主役ですから、じっくりと講義していただきましたよ。
ただ、この時は他の8種類の必須アミノ酸の説明もしないといけなかったものですからね、多分、それほど時間を割けなかったのでしょう。
トリプトファンと神経細胞との関わりは、殆ど解説されませんでした。
だから、よく言われるビタミン不足でイライラするという説、あれもまんざらではないんです。
健康関連のブログやサイトを読めば、その辺りはよく判ると思いますが、トリプトファン不足を解消してストレス解消、これは実に奥深いテーマですよ。
セロトニンというのは、我々の精神を安定させるための神経伝達物質で、これがうまく作用してくれないと、鬱状態などに陥る可能性があります。トリプトファンには心身を安定させる効果があると言われていますが、実際には、トリプトファンそのものが神経細胞に働きかける訳ではないんですね。
ただし、ノルアドレナリンは興奮を、ドーパミンは快感を伝える物質で、これらの働きを程よく調整している物質、それがトリプトファンから作られるセロトニンなんです。

トリプトファンが不足するとイライラしたり、不眠症になったりするので、トリプトファンはしっかり摂取しましょう。

トリプトファンが十分に摂取出来なければ、当然セロトニンは合成されにくくなりますから、トリプトファン不足が心身の不安定を招くのは確かです。
でもね、セロトニンという物質は、トリプトファンにビタミンB6とナイアシンとマグネシウムを合成させた物質、それがセロトニンなんですね。
今日の栄養学セミナーに参加するまで、ちっとも知りませんでしたよ。
しかも、いくら沢山トリプトファンを摂取しても、それがきちんと脳に運ばれなければセロトニンは生成されません。
おまけに、我々人間の体内合成システムでは、セロトニンよりもナイアシンを優先するという暗黙の内のルールが存在します。
つまり、水溶性ビタミンの一種であるナイアシンが足りなければ、トリプトファンからはセロトニンではなく、ナイアシンが優先的に作られるんです。
そこで結論、当たり前の事ですが、ビタミン累とたんぱく質は、バランス良く摂取する事が大事なんですね。
でもって、このセロトニンを作り出すのがトリプトファンなんですね。

カテゴリ: その他