自律神経のバランス

自律神経のバランスが乱れると、心身に様々な障害を来す事はよく知られた話です。
まあようするに、内臓と自律神経の関係は切っても切れないほど深く、持ちつ持たれつであるという事ですよ。
でも、その他にも、消化器神経症や呼吸器神経症、さらには血管神経症や起立性調節障害などもあります。
なるべく規則正しい生活をして、疲労やストレスを貯めないようにしなければなりません。
だからこそ、多くの内科医は神経症という名目にたより、心療内科や精神科での相談を進めるのでしょう。
また、関連のブログやサイトで自律神経障害に関する知識を身に付けておくのも必要ですね。
確かに、精神疾患と自律神経系の疾患は似ている部分もありますが、故に私たち患者が、その事をしっかりと認識する必要性が高いのです。
心療内科は比較的適切な対応をしてくれると思われますが、精神科へ行くのは、それこそ風邪を引いた時に、内科ではなく外科へ行くようなもの。
個人的には神経科へ行くよりは、鍼灸や按摩などの東洋医学系の治療院へ行く方がまだいいんじゃないかと思いますね。
マジで、自律神経障害は早期発見、早期対処が非常に肝心、放っておくと、それこそ精神障害も併発しかねませんからね。

自律神経障害にはいくつかの種類があり、その原因も実に様々です。
何故なら、私たち人間の生きるベースとなる新陳代謝や内臓器官の働きを調整しているのは全て自律神経だからです。
何らかの器質的疾患が引き金になっている事も珍しくないのです。
当然の事ながら、自律神経そのものの不具合によって発症する事が最も多いと思われがちですが、決してそうではありません。
従って、そのバランスが乱れれば、当然その機能に障害を来す訳ですが、その逆も十分有り得るという訳ですね。
ただ、こうした自律神経系の障害は、基本的に所謂不定愁訴で、明確な診断や治療が難しいという現状がありますね。
でも、それが難しい環境や、もうすでに手遅れの環境にある方は、ガンと同じで、こまめに医師の診察を仰がれる事をお勧めします。
実際、鍼や按摩による自律神経の治療は、バカに出来ない根拠や効果を持っているようですからね。
また、最近は精神的欠陥による神経症的な障害も急増して来ています。
その代表格と言えるのが、昨今急増中の疾患とも言える自律神経失調症です。
倦怠感、不眠症、イライラなど、実に厄介な症状が多数見られますから、たしかに精神疾患と誤解しやすいのはしかたないでしょう。
さらに、医師によっては、更年期障害をも自律神経障害と見なされる事も珍しくないようですよ。
けれど、実際には自律神経障害と精神障害は全く違うジャンルの病気です。
私たち素人が混乱するのは当然の事と言えるだろうとは思いますが、精神障害を疑うよりは、まずは自律神経障害を疑う方が賢明ではないだろうかと私は思いますね。
そして、取り敢えず心療内科へ行って、いろいろ相談してみる事が大事でしょう。
そしてそして、それこそがズバリ、自律神経障害だという訳ですね。
こうなると、どうしても鬱状態などにも陥りやすく、精神疾患と混乱しやすいのですが、これが所謂自律神経失調症というやつですね。
そうすれば、自律神経障害を引き起こす確立は大幅に減少するでしょう。
そして、双方の関係がうまく行かなくなった時、私たち人間の身体はありとあらゆる不定愁訴を発症する事になります。

自律神経障害と精神障害は全く異なる疾患だとは言われてもねぇ、ドクターですらも判別しにくいケースが少なくないのです。