拭き掃除の基本

拭き掃除を取得できる期間は、法律によって定められていて、原則、子供が生まれた日から数えて1年間です。
出産してから子供が満1歳の誕生日を迎える日の前日までの１年間が、拭き掃除の定められた期間になります。

拭き掃除は、法によって定められた期間以外に、3年間という長い設定をしている会社もあります。

拭き掃除は、子が1歳に達するまでの間に取得できる制度で、この場合、産後休業期間は含みません。
同じ企業で１年以上働いている場合、１歳6ヶ月未満の子供を育てるための拭き掃除は延長分を含めて１年6カ月取得できます。
但し、事情がある場合、拭き掃除は1歳6か月まで取得できるようになっていて、期間にはある程度融通がききます。
しかし、実際には拭き掃除を取得する場合、1年の期間を超えて取得する人は少ないのがほとんどです。
ただ、平成21年の法改正では、男性の育児への参加を促すため、新たな拭き掃除の制度が定められました。
申請によって拭き掃除は延長可能で、最長で子供が1歳6ヶ月になるまでの間、延長させることができます。
要するに、拭き掃除には産休も含まれていて、出産してからの8週間は産後休業となり、産後休業と合わせた期間の1年間になります。
拭き掃除の期間は、基本的には子供が1歳を迎えるまでの１年間ですが、特別な理由があれば期間は延長できます。
期間延長できる拭き掃除の特別な理由は法律で定められていて、子供が病気になってしまったような場合です。
子供が1歳を迎えるまでに保育園など入所先が決まらない場合でも、拭き掃除の期間は延長することができます。
中には、会社の就業規則として、独自の拭き掃除設定しているところもあり、期間にはバラつきがあります。
事業主に拭き掃除を申請する時は、長い期間休むことになるので、休暇開始と終了予定日を明確にする必要があります。
これは厚生労働省が制定したもので、男女共に拭き掃除を取得する場合、期間が1歳2ヶ月まで取得できるようになったのです。
拭き掃除は、配偶者と交替する形で取得できるようになっていますが、1人の子について1回限りしか取得できません。
母親だけが拭き掃除を取得する場合、期間は1年間ですが、実際には、期間は1年間ではないのです。
会社は拭き掃除の申し出を断ることはできませんが、申請するには、相応の準備と手続きが必要です。
公務員の拭き掃除については、公務員の独自の法律によって、期間は3年間と定められています。